レンガ作りが盛んであったために今もレンガ工場が多いが、15世紀ごろから陶磁器作りが始まり、現在では約100軒の工場が軒を連ねる。村の人口は約5000人で、90%近くが陶器作りに従事している。白地に青の陶磁器が多いが、近年は海外の観光客の増加もあって、色とりどりの形も大きさも様々な陶磁器が作られるようになった。
バス停付近から観光客目当ての土産店が数多く軒を連ね、焼き物市場を形成しており、所せましと山積みにされている。観光客向けの店が増え、景観は次第に変化し始めている。工場街はその周辺に点在している。工場の多くは有料で見学もでき、直接買うことも可能。工場や店が密集する中心部を少し離れると、大変に静かでのどかな環境である。
日本との関係
バッチャン村で製造されるバッチャン焼と日本のかかわりは古く、16世紀にさかのぼる。当時よりこの村の陶磁器は日本に輸出され、多くの茶人たちに愛用されてきた。当時、日本人の注文でトンボをモチーフにデザインされた絵柄は、その後ベトナムでも好まれるようになり一般化し、現在でも数多く生産されている。
バッチャン村について、ミンシン会社のツアーを参考していただきます。
観光
ツアーも多く出ており平均4000円ほどだが、ハノイ旧市街北側のロンビエン橋たもとのロンビエンバスターミナルから47番のバスで簡単に行ける。本数も多く、料金は5000ドン(日本円で20-30円)と非常に安い。終点付近にバッチャン焼物市場があり、陶磁器を扱う小さな店が約100軒、集まっているので買い物がしやすい。価格は表示されている店とそうではない店があるが、交渉で安くなる。
バス停付近には食べ物を扱う屋台もある。町は小さく30分もあれば回ることができる。工場では見学もでき、バス停ではこれらの工場の女たちが客引きをしている。
記事作者: Minh Sinh sưu tầm
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